今日から7月。一年も折り返しです。
6月30日、大祓の茅の輪をくぐってきました。
6月最後の日は冬の大晦日とならぶ「みそか」の日。
1年の半年分の厄災と穢れを茅の輪をくぐって祓うと言います。
最初は右に、次は、左に、そしてもう一度くぐって手をあわす。
夜の神社はわずかな明かりで人の影もほとんど見えず、雨上がりの濃密な湿気の中、冬のそれをは違う、でも清浄な夏の空気に満ち満ちていて、半分が、終わっていったのだ、と思いました。
2014年夏号が完成しました。
枕草子をひくまでもなく、夏はよる、です。
カレンダーワークは太田潤さんの花火の写真。
見えない闇の。明るい光の粒。
夜の東京湾クルーズに出かけた吟行句の俳句とそれらを別の形に「変奏」したよみものがお楽しみいただけます。
zineを作りはじめて早いもので4年目の茅の輪をくぐろうとしています。
俳句と自分たちで作る紙メディアが面白かった、というその衝動のようなものに支えられて、hi→を作りつづけてきて、作り続けることや、売ること、誰かと一緒に作ることの難しさやおもしろさを痛感してきました。
ただ、変わらぬ思いとして、zineは手紙のようなものだと思っています。
続けることが惰性になることを恐れたい、面白いものをワクワクしながら作りたい。
より親密な、よりせまいコミュニケーションができる形を模索したい。
そんな思いから、大変勝手ではありますが
本号より店舗におかせていただくものはカレンダーのみとし、
俳句と変奏の読み物とカレンダーを合わせた従来の形での販売は定期購読のみの方にお分けする形とさせていただくことになりました。
ご報告が販売と同時になりましたことをお詫び申し上げつつ、
読者との距離が近いzineだからこそのやりとりができることを願っております。
7月朔日夜 hi→ 編集担当:衣衣
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hi→ 俳句とその変奏
vol.16 2014 summer
calender art work/太田潤
俳句兼題「短夜」「夏の海」
2014年7月1日発行
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●店舗販売/¥200(税込み)
※カレンダーのみ。なお定期購読の全部入り(?)サンプルは店舗にも置かせていただきます。
お取り扱いいただいている店舗
往来堂書店(東京・千駄木)
●定期購読/¥2,000(税込み/1年間郵送でお届けします)
※カレンダーと俳句と変奏の読み物、紙ものつき
ご希望のかたはhaikuzine@gmail.com まで
お名前・ご住所・ご連絡先と購読開始の号数を明記のうえ、メールでお申し込みください。折り返し、ご連絡いたします。