神奈川県立近代美術館鎌倉別館にて。
長いなまえなのでつい略さずに書いてしまう。
葉山館と鎌倉館には行ったことがあったけれど、
別館はハジメテ。
鶴岡八幡宮を越しててくてく歩いて、
あれえ道はこれでいいのかな?と思った瞬間、道案内の標識が。
見透かされたね。
別館の隣はイタリアンのレストランらしく、居心地がよさそう。
こんど行ってみよう。
展示には混乱させられた。
黒を基調としたコラージュにときたま蛍光色が入り、目に楽しい。
紙のきっぱりした配置。
でも、主題は狭山差別事件なのだ。
これを美しいと感じてよいのか、混乱した。
今世の中で起こっていることと、この事件が、どうにも重なって見えたり。
作家はこの事件を通じて、大きいものに圧される小さいものを描くんだけど、
その緊張関係がきれいに見えてしまって。
だから、そういうことじゃないのだ。
暴く、という姿勢は、必ずしも泥にまみれていなくてよいのだ。
まだ私は考え中です。