2012/02/12

【event report】「書と俳句の会」@酢飯屋ー新春ー(2)

レポート(1)はコチラ:http://haikuzine.blogspot.com/2012/02/event-report.html

じゃじゃーん!
これが酢飯屋特製「季語ランチ」だ!

酢飯屋さんは、お皿もぜんぶステキ
新春の季語にある魚、野菜をつかった
ぜいたくな一皿なのです!

書と俳句の会は、この季語ランチを出していただくのが恒例です。
書道のお題として向き合った季語を、おいしく食べる。

季節をからだで感じます。

お品書きは
*おとそ
*はたはたの干物
*切干大根の炊き込みご飯
*納豆汁
*ゆずどらやき


あまりのおいしさに撮り忘れてしまいましたが、おとそ。
赤くとろりとした、はじめてみるものでした。
これが甘くて香りたかくて!思い出すだけで、温泉に入っているきもち・・・。

余談ですが、hi→の楢は、酢飯屋さんのまかない飯にゆうわくされ
たまに皿洗いのアルバイトをしています。

しかし酔っているばかりにもいきません。
これから句の会が始まります

書、ランチで一貫して使ってきた「」「お屠蘇」「福寿草」の季語をつかって
句を詠みます。
もちろん、冬や新年のものならば、別の季語でもかまいません。

hi→特製の歳時記をみながら作句の時間。季語をてがかりに型にはめます。

はまった、と思える快感は、句でしか味わえない格別なものです。
五七五の型があって、
くちずさめる短さってすてきだなと思います。

季語とつかずはなれず。

さて、今回は三~五句を詠んでいただきました。
それを、誰が詠んだか分からないようにして、全員に回します。
そして清書。この作業を清記と呼びます。

それから選句。お気に入りの句を選ぶのです。

この時間が愉しい。詠むと読むはつながる。
ほんとうに、句会ってよくできたシステムだなあって毎回びっくりします。

江戸時代から続く文芸、なんで続いたのかって、愉しいからですよね。
むつかしく考えがちだけれど。世の中ってそういうもんだよなー。なんちゃって。


じぶんの詠んだ句を提出するため、短冊にカキカキ

わあ!この句はあの人のかー、という新鮮さ


そして、誰がどの句を選んだか/誰がどの句を詠んだかをねたばらし。
披講といいます。
すきなところをわいわい言いあうのが愉しい。

ふつうの句会はここで終わりですが、
このイベントでは、じぶんの句/他の人の好きな句、を書にします!


うつむきて笑う門には福寿草


そして、並べて鑑賞。

句会って、わいわいするのが愉しい。

そして帰宅してからもわくわくします。
愉しい時間を過ごした証拠となるおみやげがあるから。
くちずさめる句があるから。

その上、句の書も持ち帰れるのだから
ぜいたくな会だなあと思います。





こうして新春の一日は過ぎました。
書、ご飯、句。
季語を遊んだすてきな日。

葉山さん、岡田さん、
ありがとうございました。

次回は4月を予定しています。
よろしくおねがいします。