2014/08/19

書と俳句の会vol.12

8/17(日)、これで12回目の開催となる「書と俳句の会」がひらかれました。


まずは江戸川橋のおすしやさん、酢飯屋さんにて、書の会。


真剣、真剣。


夏なので、清書は団扇に!!
すてきな作品ができあがりました。まんぞく、まんぞく。



そして、季語ランチはこちら。


水っぽくない実のつまったキュウリ、はちみつで味つけしたトマト。

そしてこちらは…?




穴子!
できあがったランチを…


運んで…


今回は初の試み。酢飯屋さんを出て、外でピクニック吟行&句会でした!




書も、俳句も。夏のおみやげできあがりましたか?

みなさんの句はこちら。

夏料理透明なものたち口に入れ 衣衣
蟬しぐれ細道の向こうに人のあり 衣衣
万緑や見知らぬ人と会釈する 衣衣
売店で打ちあけ話とチョコアイス 衣衣
哀しみは温室の中秋暑し 衣衣

友とゐて友と話さず蝉しぐれ 楢
まなざしは夏蝶を射る力なく 楢
緑陰や休符のごとく歩み止め 楢

風鈴や指で揺らして指さみし 楢

幼子や日傘閉ぢたり開ひたり 楢

白き身を切り割け柔肌穴子かな 理香
蝉時雨芝踏む足も露に濡れ 理香
今週も頑張ったからアイスクリーム 理香
待ちわびて木陰に広げる夏料理 理香

夕立は夜まつりへの扉なり 万里子

うとうととせみしぐれに夢を見る 万里子
ラヂオから聞こえる夏の音日記 万里子

幼子が親を離れて夏の風 誠
口一杯頬張る茄子の可笑しさよ 誠
緑陰や佇むだけの老夫婦 誠
ワンセグで白球追いし晩夏かな 誠

めし処一人夏虫と戯れる 尚大
夏料理助手席指定の運び屋ぞ 尚大
涼しさや目にも舌にも響くなり 尚大

箸でもてしだれる茄子の実の重さ 正徳
木漏れ日と穴子が残す小骨かな 正徳
重箱を両手で開けて秋近し 正徳
重箱の穴子と私のピクニック 正徳

あなご喰む葉の間に覗く白い雲 大輔
夏の果炎える小径の無限かな 大輔
蟬時雨風凪ぐ庭の時止まる 大輔
山滴る稜線の人影も濃く 大輔
蟻たかる蟬の亡骸胡瓜噛む 大輔





ご来場ありがとうございました◎




また、この様子を、8/19俳句の日にちなみ、TBS「いっぷく!」さんに取材していただきました。
ありがとうございました。