2011/03/26

山下菊二 コラージュ展

神奈川県立近代美術館鎌倉別館にて。
長いなまえなのでつい略さずに書いてしまう。

葉山館と鎌倉館には行ったことがあったけれど、
別館はハジメテ。

鶴岡八幡宮を越しててくてく歩いて、
あれえ道はこれでいいのかな?と思った瞬間、道案内の標識が。
見透かされたね。

別館の隣はイタリアンのレストランらしく、居心地がよさそう。
こんど行ってみよう。

展示には混乱させられた。

黒を基調としたコラージュにときたま蛍光色が入り、目に楽しい。
紙のきっぱりした配置。

でも、主題は狭山差別事件なのだ。
これを美しいと感じてよいのか、混乱した。

今世の中で起こっていることと、この事件が、どうにも重なって見えたり。

作家はこの事件を通じて、大きいものに圧される小さいものを描くんだけど、
その緊張関係がきれいに見えてしまって。

だから、そういうことじゃないのだ。
暴く、という姿勢は、必ずしも泥にまみれていなくてよいのだ。

まだ私は考え中です。