2013/03/09

【書と俳句の会】 in SPRING***




【書と俳句の会】in SPRING***



女子4人で俳句のzine(流通にのらない手作りの雑誌)を作る『hi→(ハイ)』。

朝の爽やかな時間に墨と筆できもちよく書道をする『朝書の会』。

ふたつの共催イベント、第7弾のお知らせです。


みんな一度は体験したことがある俳句と書道。続けているひとは少ないかも。

でも、大人として改めて向きあう「詠み」「書き」は素敵な遊びになるんです。


テーマは<春をおくる>


桜が咲き、春の鳥のさえずりを聞きながら、

大好きな人に、大切な人に、春のたよりを送る。

「書の会」ではそんな想いを綴ります。

携帯やパソコンのメールが主流の今、改めて手書きで、

季節の言葉に気持ちを込めて、お手紙を書いてみませんか?

書の基礎を学びながら、春の季語、そして春のあいさつ文を書く朝書の時間です。


「季語ランチ」は、春の季語の食材をつかった旬のご飯をいただきます。

美しい春野菜や魚の展示もあります。

「句の会」では挨拶句をつくります。

誰かに向けて、場所にちなんで、手紙のように作るのが「挨拶句」。

春らんまんの悦びを、挨拶に変えて送ってみませんか?

*「書の会」「句の会」共に、春を送る和紙のハガキと春の切手をご用意します。

俳句、書、お料理。五感をつかって春を味わう一日を過ごしましょう!


◆日時/2013420日(土)

①一部: 9:0011:00 【書の会】(定員16名)

②ランチ:11:1512:15 【季語ランチ】

③二部:12301430 【句の会】(定員15名)

※「季語ランチ」は、完全紹介制の鮨屋である「酢飯屋」特製です。ご希望の方にのみご用意します(1000円)。


◆会場/酢飯屋(最寄り駅:有楽町線江戸川橋)


◆季語ランチメニュー/桜湯、独活と若布と蛍烏賊のぬた和え、鱒寿司、浅利の味噌汁


◆参加費/A:一部(書の会のみ) 3000

     B:一部+ランチ 4000

     C:二部(句の会のみ) 1500

     D:ランチ+二部 2500

     E:一部~ランチ~二部の全てに参加 5000

※書道道具をお持ちでない方:レンタル代として別途500


◆お申込・お問い合わせ/

●「お名前」

●「当日のご連絡先」

●「参加希望(A~E)のどれか」

●「書道道具レンタルの有無」

を明記のうえ、

shotohaiku@gmail.comまでご連絡ください。お申込は先着順とさせていただきます。
47日〆切。

2013/01/29

【event report】書と俳句の会vol.6

1月27日の日ようび、江戸川橋の酢飯屋さんにて、「書と俳句の会 in OSHOGATSU***」を開きました!
書の先生、葉山万里子さんとの共催企画。


なんと6回目の開催です。
季節ごとにやっていますから、お正月は2回目。

さいしょは緊張しっぱなしだったけれど徐々に慣れてきました。今回からタイムスケジュールが新しくなり、いつもよりテキパキ終わらせなければなりませんでしたが、かえって濃い時間になったかも。と思っています。

一年経っても新しいアイディアが浮かぶ、豊かな場。
五感をすべてつなげる場。

+++

冬晴れのあたたかな一日。

まずは第一部。「書の会」のはじまりです。
朝9時に集合! すがすがしい空気のなか、書道をします。じぶんで磨る墨の香りがきもちよい。

書くのは「鰤」「大根」「葱」「牡蠣」「白菜」「蕪」。五つの食材です。
これらはすべて冬の季語なんです。

まりこ先生は、楷書だったり行書だったり、漢字だったりひらがなだったり、
その食材の字に合わせたお手本を作ってくださいます。

それを傍らに見つめながら集中して筆を滑らせるのです。
書き終えてハッと気づくと、あたまの中が洗われたようなきもちに。

そして!
今回からの新しい試みが!
《食材の展示》です!

机に「葉つき大根のあたま」「牡蠣のごつごつとした殻」「白菜の柔らかな葉一枚」「楕円の同心円が美しい葱」を並べました。
食材の美しさを目で味わうのです*

どうして、この野菜はこの漢字で表されるのだろう。と、漢字の成り立ちにもきょうみが沸いてきます。
するとじぶんの書の形も変わってくるからふしぎです。

+++

また、この日のテーマは《書きはじめ》

あらかじめ皆さんに「新年の抱負」を考えていただき、それを書き初めするという
一月にしかできない事をします。

何回も字の練習をし、一発書きの清書に向かうことで
じぶんの抱負が強いものになっていきます。腑に落ちる、といいましょうか。

去年の書き初めに参加した方が、前回は別々の苗字だったけれど
今回は同じ苗字になられ、新しい抱負を書いていました。
時が流れる、重なるってすばらしいことですね。

ある方が「意味は知らないのだけど、実家の居間で額に飾ってあった言葉です」と紹介していた抱負。
別の方が「それ、ちょうど今読んでる本に出てきました!」と、すてきな偶然も。
こんな交差があるとうれしいですね。

hi→のふたりの抱負の裏テーマは
「ノーモア忘れ物」「ノーモア遅刻」です。。。

「わたし『ねぎ』はすごいうまくなった!」
「『蠣』はややこしすぎる」
などなどと、葉山先生セレクトの音楽を聴きながら、書の時間は過ぎていきました。

+++

半紙に向かいながら、奥の厨房からおいしそうな香りがただよってきます!
いよいよ酢飯屋特製『季語ランチ』の時間!!!

酢飯屋さんはその名の通りお寿司屋さん。
しかし、昼はランチやカフェの営業もしていらっしゃいます。

いつもこのイベントでは会場をお借りし、ランチを作っていただいています。

季語ランチとは
その季節の季語にある食材をメインとしたごはんのこと。
四季を味わうぜいたくな試みなのです。

今回のメニューは

●鰤大根
●葱と牡蠣のオイル漬け
●白菜の塩麹漬け
●蕪の味噌汁
●炊きたてご飯

ふふふ、書の会で書いた食材ばかりですね。
これが『書と俳句の会』のめだま。
季語を食べ、書き、句にして味わい尽くす時間なのです。


土のなかでほこほこ根を伸ばしたり。殻のなかで栄養を蓄えたり。
長い時間を掛けておいしくなる「漬け」の料理が多いのも、冬らしい食材ならではだなと思いました。

とはいえ考えている暇などなく、ひたすら味わう。
さっきまでにぎやかだった皆さんが、しゃべらずに食べてばかりです。

鰤はやわらか。脂がのっている。
大根はしみしみ。
蕪の甘さ。
ごはんはもちろんお代わり。
牡蠣はくさみなどなく舌に広がる味・・・。
(後半の句の会で「酢飯屋で苦手な牡蠣を克服す」と詠んだ方も!)

いっぱい食べた後は、思い思いにコーヒーや酒を注文し、腹ごなしです。
わたしはとろりと甘くて赤い、みりんのお酒を頼んで「お屠蘇」にしました*

+++

そして、後半はhi→が講師となる句会

hi→手作りのミニ歳時記をお渡ししつつ、少しだけ説明です。

俳句は五七五の音から成る、世界で一番短い詩形。そのなかに必ず季語を入れるという決まりがあります。
季語は「春」「夏」「秋」「冬」そして「新年」の五つのグループに分かれています。

「新年」の季語が使えるのは、一年のうちで、今だけ!

というわけでどんどん句を作る時間です。

皆さんにまず、手探りでもいいから五七五にしてもらいます。

そぎ落として型に嵌める難しさ。
爽快さ。
季語の力で跳ぶことのときめき。

でも、これらのきもちって、ひとりじゃ味わえないと思うんです。
他者のいっぱいいる句会に出ないと始まらない。句会はライブ、お祭りです。

句を作ったら、短冊に書いて提出。
そしてその短冊をぐちゃぐちゃにし作者が分からないようにしてから、
清記(清書のこと)。場の皆で共有できるようにします。

ここがポイント。江戸時代からある句会ですから、その手順は完成されています!
文章だけじゃ分かりづらいかもしれません。
やってみないと分からないのは、まあ、自転車とか風船ガムみたいなもんです。
はっきり言えるのはおもしろいよ!ということ。

清記したものをぐるぐる回し、じぶんのお気に入りの句を選びます。
これが選句。

いよいよ披講。
誰がどの句を選んだか、そして句の作者は誰か、明らかになる。

わたしの書いた句が、ひとの手に渡って、じぶんの意図を離れたり。
そっちのほうが案外よかったり。

じぶんの選んだ句が、他のひとには違うように見えたり。
新たな光を当ててみたり。


何度目かの参加になる方は、だいぶ五七五の形に慣れているようでした!


+++

最後に、じぶんの句でも、誰かの句でも、書の作品にします。
模様の入った半紙とか、ハガキとかに書きます。

句会のいいところってこうやってお土産ができるところ、だと思うんですね。
時間という触れないものが触れるようになる、というか。

+++

以上、『書と俳句の会』の報告でした。

参加者の皆さん、
酢飯屋さんの岡田さん、書の会の葉山さん、
ありがとうございました!

次回は4月を予定していますよ。
またその季節らしい遊びを取り入れたいと思います。

2013/01/01

謹賀新年 2013




明けましておめでとうございます。
東京はあかるいあかるい年明けでした。
本年もどうぞよろしくお願いいたします。

さて、2013年冬号ができあがりました。
句の兼題は「冬の星」「白鳥」。
カレンダーは2013年1月から3月まで。
アートワークはミロコマチコさんです。

歳時記には春夏秋冬のほかに「新年」のための歳時記があり、
「年越しそば」とか「除夜の鐘」などの年末の言葉は冬の季語なんですが、
「年迎う」「初春」「お屠蘇」といった年明けの言葉は新年専用(?)なんですね。
春・夏・秋・冬という季節のほかに「新年」という季節があるんだな、と初めて知ったときに感心しました。そして、新年の言葉の明るさにも。
ミロコさんのアートワークにも新年の季語を眺めているようなすっきりとした雰囲気があり、背筋がのびるような気持ちになります。

新年の季語にもある「初暦」。
ぜひお手にとってご覧下さい。

>> hi→ 2013 winter vol.10 


2013年の定期購読も受け付けておりますよ!


2012/12/09

【event news】書と俳句の会vol.6【参加者募集】


【書と俳句の会】in OSHOGATSU!!!***





女子4人で俳句のzine(流通にのらない手作りの雑誌)を作る『hi→(ハイ)』。
朝の爽やかな時間に墨と筆できもちよく書道をする『朝書の会』。
ふたつの共催イベント、第6弾のお知らせです。

みんな一度は体験したことがある俳句と書道。続けているひとは少ないかも。
でも、大人として改めて向きあう「詠み」「書き」は素敵な遊びになるんです。

テーマは<書きはじめ>
年の初めに一年の抱負を書く「書き初め」。
2013年の書き“はじめ”として、四季を五感で感じる1日を通じ、
お正月気分を楽しみながら、抱負を綴り、心新たに一年を迎え入れませんか?
「抱負」を綴った後は、冬の季語の食材を用いた「季語ランチ」をいただき、
そして、この時期にしか使えない季語で「俳句」を作る、スペシャルな1日です。
美しい野菜や魚の展示もありますよ!

俳句、書、お料理。五感をつかって新年を味わう一日を過ごしましょう!


◆日時/2013年1月27日(日)
①一部: 9:00~11:00 【書の会】(定員16名)※キャンセル待ち
②ランチ:11:15~12:15 
③二部:12:30~14:30 【句の会】(定員15名)
※ランチは、ご希望の方にだけご用意する「酢飯屋特製!季語ランチ」(1000円)です。
完全紹介制のお寿司屋さんが特別に作ってくださるものです。

◆会場/酢飯屋(最寄り駅:有楽町線江戸川橋)

◆季語ランチメニュー/鰤大根・葱と牡蠣のオイル漬け・白菜の塩麹漬け・蕪の味噌汁・炊きたてご飯

◆参加費/A:一部(書の会のみ) 3000円
     B:一部+ランチ 4000円
     C:二部(句の会のみ) 1500円
     D:ランチ+二部 2500円
    E:一部~ランチ~二部の全てに参加 5000円
*書道道具をお持ちでない方:レンタル代として別途500円

◆お申込・お問い合わせ/
●「お名前」
●「当日のご連絡先」
●「参加希望(A~E)のどれか」
●「2013年の抱負」(事前にお手本をご用意いたします。)
●「書道道具レンタルの有無」
を明記のうえ、
shotohaiku@gmail.comまでご連絡ください。お申込は先着順とさせていただきます。1月15日〆切。

2012/09/10

【event news】書と俳句の会 vol.5【参加者募集】


【書と俳句の会】in Autumn!!!***

女子4人で俳句のzine(流通にのらない手作りの雑誌)を作る『hi→(ハイ)』。
朝の爽やかな時間に墨と筆できもちよく書道をする『朝書の会』。
ふたつの共催イベント、第五弾のお知らせです。

みんな一度は体験したことがある俳句と書道。続けているひとは少ないかも。
でも、大人として改めて向きあう「詠み」「書き」は素敵な遊びになるんです。 今回のテーマは<五感を楽しむ秋>

朝の研ぎ澄まされた空気の中で、秋の音、秋の香りを楽しみながら、秋を五感で楽しむ贅沢な時間を過ごしませんか?

読書の秋という事で、みなさんで“栞”“ブックカバー”を作成します。
秋の季語を書きつけてもよし、お気に入りの文庫本の言葉からお作りいただいてもOKです。

そして今回も、秋の季語の食材を用いた「季語ランチ」をご用意します。

俳句、書、お料理。五感をつかって秋とつながる一日を過ごしませんか?

日時/20121014(日)
①一部: 9:0011:00 【書の会】(定員16名)
②二部:13:3016:00 【句の会】(定員15名)
※一部と二部の間のランチタイムに、ご希望の方にだけ、酢飯屋特製ランチ(1000円)をご用意いたします。完全紹介制のお寿司屋さんが特別に作ってくださるランチです。
 
◆参加費/A:一部(書の会のみ) 3000
          B:一部+ランチ 4000
          C:二部(句の会のみ) 1500
          D:ランチ+二部 2500
          E:一部~ランチ~二部の全てに参加 5000
*書道道具をお持ちでない方:レンタル代として別途500


◆会場/酢飯屋(最寄り駅:有楽町線江戸川橋)

◆季語ランチメニュー/鮭ときのこのホイル焼き・さつま芋の味噌汁・浅漬け・新米・葡萄ジュース


◆お申込・お問い合わせ/
●「お名前」
●「当日のご連絡先」
●「参加希望(A~E)のどれか」
●「書道道具レンタルの有無」
を明記のうえ、
shotohaiku@gmail.comまでご連絡ください。
お申込は先着順とさせていただきます。102日〆切。



++++++++



前回までの、全4回のようすを写真にまとめたものが
酢飯屋さんwebに掲載されています→コチラ

かつて豆腐屋だった古民家を改装した、すてきなお店です!
ぜひご参考になさってください◎

2012/08/07

【news】もうひとつのBook Fair

初台にあるMOTOYA(Book・Cafe・Gallery)さんにて
9/5-9/30に開催される
「もうひとつのBook Fair」に、hi→も参加させていただくことになりました。




《作り手の想いが伝わってくるようなリトルプレス》、を集めたそうです。
光栄です。

■ 読む - - - - - 読む事に関する本 - - - 9/5~9/9
■ 見る - - - - - アートに関する本 - - - 9/12~9/16
■ 知る - - - - - 旅・街に関する本 - - - 9/19~9/23
■ 暮す - - - - - 暮らしに関する本 - - - 9/26~9/30

以上4つのテーマに沿って、1テーマ1週間ごとに、4週間に渡ってご紹介くださるそう。


詳しくは、MOTOYAさんのwebであるこちらをご覧ください。

MOTOYAさんのお店に通じる住宅街は、
白が基調の、しずかなところ。

ぜひ足を運ばれてみてください。

2012/06/24

【news】おだわらありさのくうそうえにっき展




 hi→ 2012年夏号ができあがりました。
 今回は、デザインをグラフィックデザインを奥田奈保子さんに担当いただきました。
hi→メンバー日比のデザインとは似ているようで、やっぱり少しずつ違っていて、
それが面白いです。 ぜひお手にとってお確かめください。


 カレンダーのアートワークは小田原亜梨沙さんの作品。
 夏の憂い熱さを孔雀とともに忘れましょう。




 小田原さんは現在中目黒の古本屋、デッサンにて個展を開催中です
デッサンは、非常に絵本と古書の本屋さん。 本好きにはたまらない場所です。 
彼女が作った全作表紙違いの冊子がかわいくておすすめ。

 来週末には子どものためのワークショップも予定してますよ。

 個展会期中には、hi→最新号もお取り扱いいただいてます。
お近くに起こしの際はお立ちよりいただければと思います。 


===============================================
tonton presents ■おだわらありさのくうそうえにっき展 ===============================================

こどものためのアート情報誌tontonの第2号「絵本とアート」発行記念イベントとして、 やわらかい物語を内包したドローイングを作り出す、 小田原亜梨沙さんの個展を開催します。 彼女が日々を過ごす中で書き溜めてきた空想絵日記を展示。
小田原さんと一緒に「空想絵日記」を作るワークショップも開催します。


会場:デッサン | dessin
会期:2012年6月20日[水]→ 7月1日[日]
時間:12:00-20:00[火曜休み](最終日は17時まで)
入場:無料 
■アーティスト:小田原亜梨沙 http://www.odawaraarisa.com/ 

===================================
ワークショップ:「空想絵日記を作ろう」
=================================== 

小田原亜梨沙さんと一緒に、 子どもたち自身を主人公とした 空想絵日記、物語を自由に作っていくワークショップを行います。

 ■日時:
 6/23 (土) ①13:00-14:00  ②15:00-16:00 7/1(日)③13:00-14:00  ④ 15:00-16:00 

■各回定員:最大5名(3歳~中学生くらいまで)

■参加費:1000円(材料費込み)

■申し込み: 
 -お名前  -ご連絡先  -参加希望日時  -参加希望人数 を明記の上、下記アドレスまでご連絡下さい。

 contact@tonton-art.jp *各回定員になり次第締め切りとさせていただきます。


 dessin HP:http://dessinweb.jp/